借金の理由は様々だと思うが、だいたいの理由に家計管理のずさんさが関係していると思う。
ギャンブル依存にしろ、ブランド品購入にしろ、生活費補填にしろ、共通して当てはまるだろう。
俺も精神疾患により数百万の借金を背負うまでは、家計簿どころか通帳の履歴すらまともに見ていなかったからそれは酷いものだった。
今は幾度の試行錯誤の末、少しずつ改善して来たので内容を整理する意味も込めて記事に書き起こしていきたいと思う次第です。
25歳独身一人暮らしの1ヶ月の支出の内訳
支出を見直し始めた後の1ヶ月の支出は下記の通り。
・家賃:42,150円
・食費:8,000円
・水道光熱費:8,000円
・通信費:5,000円
・日用品費:3,000円
・散髪費・衣服費:5,000円
・雑費:5,000円
・交際費:0円
合計:76,150円
関東(東京では無いが都心部まで電車で30分以内)のエリアでこの生活費で生活できているのは、かなり良いのでは無いだろうか。
まぁ、俺の場合はコンビニバイトで貰える廃棄弁当や楽天モバイルの通信圏内という条件があってだが、借金返済のために限界まで削ったのがこの生活費だ。
それぞれの費用内訳について、細かく説明していきたいと思います。
家賃:42,150円
現在、東京都心まで電車で30分以内エリアの賃貸マンション6畳ワンルームに住んでいる。(東京在住ではない)
都内へのアクセスはいいし家賃だけで言えばリーズナブルだが、生活品質はかなり悪い。
借りている部屋はマンションの上層階だがエレベーターが無く階段で上り下りする必要があったり、横の人のくしゃみが聞こえるほど壁が薄かったり、ユニットバスのウォシュレット無しであったり…
正直、家賃の安さとストレスを等価交換している状況。
というのも、18歳でこのマンションに引っ越して来てからかれこれ6年近く住んでおり、一度も引っ越しをしていない。
また、このマンションを借りる際の初期費用からクレジットカードのキャッシング(つまり借金)で賄っており、借金歴も同様なのだ。
つまり、このマンションに住んでいる期間はずっと借金をしており、出ていくことも新しい部屋を借りることも(金銭的に)不可能というわけ。借金返済したら早急に引っ越したい..
食費:8,000円
これは少し異常な数値だと思うけど、ちゃんと理由がある。
俺は現在コンビニの夜勤フリーターとして働いているのだが、廃棄のお弁当を休憩時間に食べることができる。
それに加え、借金返済に向けて1日1食生活にしている。
その結果、勤務日(週5日)は食費が掛からず、休日は多くても1日1,000円程度でやり過ごしているからこの金額になっている。
まじで健康に悪いと思う。巷では1日1食は体にいいとかオートファジーとか囁かれているが、そんな次元の話では無い。
だから、この食生活は借金返済RTAの為の究極案。これで体調を崩して病院のお世話になったら元も子も無いので、無理のない範囲で切り詰めていく予定。
あと、1日1食は体質によって合う合わないがめっちゃ分かれるので、無理に行うのはやめた方がいい。
俺は元々そんなに食べない人間だったのと、あとは自戒のつもりでやっている。死んだら自己責任。
水道光熱費:8,000円
ここも家計の見直しに合わせて幾つかテコ入れをした。
水道代は月に約1,000円
工夫は2つ。完全シャワー生活と節水シャワーヘッドの導入。
俺の部屋はユニットバスの為、湯船にお湯を張るのは抵抗がある。だから基本はシャワーオンリーにしている。
また、10分以内のシャワーであれば湯船にお湯を張るより水道代が安くなるという情報も見かけたので、この生活を続けている。
節水シャワーヘッドについても「水道代節約」で検索をしたら軒並みヒットしたので導入した。
Amazonで検索して、1番価格がリーズナブルで評価が高いものを選んだ(SANEIっていうメーカーの3,700円ぐらいの商品)
Amazonの説明曰く、約50%の節水効果があるとのこと。
使用する水量が減るならその水を温めるのに必要なガス代も減るから中々の節約効果を見込めると期待して購入した。
使用感としては純正のシャワーヘッドより水圧と肌触りが心地よくなってむしろ快適になった。これは個人的に有意義な施策No. 1だと思っています。
ガス代は月に約3,000円
ガス代の節約案については、上記のシャワーヘッドによる内容のみ。
自炊は全くしないし元々IHしか取り付けられてない部屋だから、ガス代はお風呂でしか削りようが無い。
電気代は月に約4,000円
電気については色々試行錯誤して今の金額に落ち着いた。
というのも、冷暖房や電灯を無理して抑えてはストレスが溜まる。それはどうしても避けたい。
ただでさえ借金ありの惨めな生活。それに加えて無理に生活水準を下げようと我慢を強いると、費用より先に俺の心が節約される。
そこで、俺が行った電気代節約の施策は下記の2つ。
全電球のLED化と部屋のアンペア数を40Wから20Wに下げたことだ。
LEDについては言わずもがな知られた有名な内容。使用期間が長いほど元が取れるので早急に変えた。
アンペア数については、たまたまスマートメーターを取り付けに来てくれた東京電力の人が教えてくれて知った方法。契約している最大アンペア数によって電気の基本料金が変わるという衝撃の事実。
そこで、教えてくれたその日に契約アンペア数を40Aから20Aに変更した。
今まで意識していなかったが、俺の部屋は契約時からずっと40Aになっていたらしい。一人暮らしでそんなに使わんわボケ。
アンペア数によって電気使用量に対する基本料金が変わるので、たまに見直してみることを推奨する。
通信費:5,000円
スマホは楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VII」を契約中。通信量無制限で月額3,278円。
3GBまでに通信量を抑えたら月額980円になるらしいけど、メイン使用なので基本的に3,278円になってます。
あと、前までは家の固定回線として「楽天ひかり」を契約しており、上記で述べた楽天モバイルを契約していると1年間は楽天ひかりの月額4180円が無料になるとのことだったので吸い寄せられるように契約した。
現在は1年が経過した為解約し、楽天モバイルのテザリングのみで生活している。今のところ特に問題はない。
あとはサブスク利用料で、YouTubeプレミアム月額1,280円
YouTubeプレミアムに関しては、広告が無い快適さとバックグラウンド再生の便利さを知ってしまったが故に解約は出来なさそうというのが素直な感想。音楽も聞けるし、これは個人的に必要経費で納得。
日用品:3,000円
日用品については特にこだわりはないので、多くても3,000円程度に落ち着いている。
散髪費・衣服費:5,000円
毛量が多い為1ヶ月に1回髪を切りに行く。1回につき2000円程度。
衣服はそこまで頻繁に購入はせず、消耗して来た衣服を補充するように買う。合わせて平均で月5,000円程度の出費で済んでいる。
雑費:5,000円
これは特に言うことのない費用。何かあった時用の保険みたいな予算。
突然の病院通いからマイバックを忘れた時のレジ袋購入代まで、全部この項目に含めている。1番節約し甲斐があるのはこの項目。
交際費:0円
この項目についてはあまり触れないでほしい。節約の為。そう。節約の為やから。
この生活費に毎月の借金の返済額:87,180円が加わる
これは仕方がない。借りたからには返さなくてはいけないものなのだから。
そうなると、生活費76,150円+返済87,180円で合計163,330円となるわけです。
ここに別で払わなければいけない国民健康保険やら住民税が入るので、実際はもうすこしお金がかかる。
...。
いやぁ、改めて文字に書き起こすと狂気的やね。
1番借金が嵩んでた21歳(借金総額300万円)の頃は、ここまで詳細に返済額とか返済予定のスケジュールを組んでなかったから、完全に思考停止してた。
21歳の頃から4年経っているが、元金が全然減っていないことからも、いかにガバガバ思考やったかが知れるね。
借金のおかげで、生活費自体はかなり削れた
利息のある借金にメリットなんて無いんだけど、あえてポジティブに考えるならここまで節約に躍起になれたのは確実に借金のおかげ。
借金がなければ、こんなに追い詰められて節約法を探すことはなかった。毎月の支出をろくに把握もしていなかったぐらいだしね。
俺は現在フリーター。今の手取りは18万円。
もし、もしね。借金がなかったら毎月10万円近く浮いてるのよ。タラレバやけどね。
でも、フリーターの一人暮らしで毎月10万円浮くってすごいことだと思いたい。
だから、借金が返せるその日を夢見て、ストレスのない程度に最善策を模索し続けます。そして、それを発信し続けます。
このブログを見てくれている債務者の方々、辛いと思うけど共に頑張ろう( ; ; )