俺は3ヶ月前まで家の固定回線として「楽天ひかり」を契約していたんだけど、特典として付与される"1年間の月額基本料無料期間"が終了した為、そのまま楽天ひかりを更新するか別の光回線に移行するか悩んでいた。
そんな中、ふと思ったことがある。
「通信量無制限の楽天モバイルだけで生活できれば、そもそもの光回線を契約しなくてよいから通信費をかなり抑えられるんじゃないのか」と。
つまり、固定の光回線を契約せず楽天モバイルの回線のみで全ての通信を賄おうという目論見である。
そこで今回は、数ヶ月ほど楽天モバイルのみで生活をしてみた結果とその感想について俺が感じたことを中心に記事を書いていきたいと思います。
少しでも誰かの参考になれば、幸いです(๑>◡<๑)
結論:今のところ問題なし
完全に"楽天モバイル回線"のみの生活にしてから3ヶ月ほど経つが、通信に関して支障はほぼない。
まぁ、俺の場合はネット環境にこだわっているわけでもないしオンラインゲームも全くやらないし一人暮らしだからっていう前提条件があるわけで。
それでも、一般的な日常生活の利用シーンなら楽天モバイルだけでもほぼ問題ないと言えるだろう。
主な使用デバイスは、スマホ(iPhone13 mini)とノートパソコン(MacBook air)の2つだけ
俺の生活で使用しているデバイスはたったの2つのみ。iPhoneで楽天モバイル回線を受け取り、USBでのテザリング接続でMacBookでもインターネットを利用できるようにしている。
だから、デスクトップパソコンでがっつりオンラインゲームをする人や、仕事の関係でネット環境を妥協してはいけない人には俺のこの話は全く参考にならないと思う。
あくまでこの話は"インターネットライトユーザー"に対して有効な話。
通信速度は楽天モバイルの方が遅い
これは当たり前。
そもそも、光回線は光ファイバーケーブルを部屋まで引っ張ってくるから高速かつ安定した通信環境を獲得できるのに対し、モバイル回線は携帯電話会社が基地局から垂れ流している電波をお金を払って傍受して利用している。
光回線とモバイル回線を比較する上で"通信速度"という項目はそもそも同じ土俵に立っていないんだ。
下記の画像は、1週間の内に俺が自室から測定した楽天モバイルの最速時と最遅時の画像。使用したサイトはUSEN GATE 02
最も通信利用者が少なく回線が混雑していない平日の朝でも、下りで100Mpsは超えなかった。
だから、楽天モバイルはお世辞にも通信速度は早いとは言えない。
ちなみにスクショは無いけど、冒頭で話した光回線の"楽天ひかり"はWi-Fi利用時ですら下りで200Mps以上は平均して出していた。
どれだけ速度が出るかではなく、自分の生活にどれだけの速度があれば十分かを考える
結局のところ、俺の生活に200Mpsの速度が出る通信環境を用意されたところで俺自身はそれを使いきれない。宝の持ち腐れ状態。
参考までに、日常でよくあるシーンにおいてどれだけ通信速度があれば快適なのかをまとめた表を置いておくので見て頂きたい。
利用シーン | 理想的な回線速度(下り) |
---|---|
YouTube動画の閲覧 | 25Mps |
Web会議や動画配信 | 15Mps |
メールやチャットのやり取り | 1Mps |
Webサイトの閲覧 | 10Mps |
オンラインゲーム | 100Mps |
俺はオンラインゲームを一切しないから、下りで平均60~70Mpsの速度が出てる楽天モバイル回線さえあればほぼストレスなく生活ができるというわけ。
じゃあここからは、俺が感じた楽天モバイル一本化のメリットデメリットについて話していきます。
メリット1:毎月3,000円〜4,000円の通信費削減
これが9割を占めるメリット。
そもそも、インターネットをあまり使わないにも関わらず携帯の通信費に加えて固定の光回線費を払わなければいけないことに不満を感じていた。でも、前までは今の楽天モバイルのような"通信量無制限"のプランが少なかった為、どうしても光回線を契約するしかなかった。
でも、今俺が契約している楽天モバイルの神プラン「Rakuten最強プラン(税込3,278円)」が登場したことにより夢のモバイル回線一本化に成功した。
固定の光回線は解約し通信費は4.000円程度削れた。なんのストレスもなく毎月4,000円の削減。年間で48,000円の節約効果。
ほんとに楽天様様。いつまでこの神プランが続くか分からないけど、続く限りは旨みをチューチューさせていただく予定。
メリット2:Wi-Fiルーターや光ケーブルが無くなり部屋がスッキリ
Wi-Fiルーター自体はそんなに場所を取らないんだけど、付随するケーブル類がゴチャゴチャしてとにかくストレス。
光ケーブルも壁からビヨーンって伸びていて、正直邪魔だった。
というのも、俺は"モノ"や"契約しているサービス"はなるべくまとめてシンプルにしたいタイプの人間。
そんな俺にとって、通信環境が1つにまとまってシンプルになるなら願ったり叶ったりってわけです。
デメリット1:この神プランはいつ終わるか分からない
楽天は今、モバイル事業の大赤字により会社存続の危機を迎えている。
それは、docomo・SoftBank・auのMNO三大キャリアに対抗する為に巨額の投資を行いモバイル事業を推進してきたからっていう背景があるんだけどそれは一旦置いておこう。
要は、楽天がボロボロになっているこの状況で、いつまでも格安で通信量無制限というありがたい恩恵を受けられるかは分からないって話。楽天のさじ加減で価格も通信量の上限も簡単に設定されてしまうから、いつそうなってもいいように心構えをしなくてはならない。
楽天モバイル一本化を行おうとする際は、このことを常にリスクとして考えておかなければならないのが1つの懸念点だろう。
デメリット2:エリアによって繋がりやすさがバラバラ
地方勢には耳が痛い話だと思うが、これも仕方ない話。
やはり基地局が多い都市部近くは通信速度は早いし安定している。俺もその恩恵を受けている側の人間だ。
しかし、楽天モバイルは徐々に基地局を増やしているし、期限付きではあるがKDDIとのローミング協定によって日本中の99.9%のエリアで楽天モバイルの回線利用が可能になっている。
ただ、モバイル回線の利用が可能とはいっても肝心の通信速度が遅すぎては意味がない。
こればっかりは楽天モバイルの公式サイトを参考にして、自分が住んでいる場所の繋がりやすさを各自で調べて欲しい。
俺の住んでいる地域は決して都市部とは言えないが、それでも十分すぎるほどの通信速度を常に保持してくれている。
デメリット3:テザリングが面倒臭い
これはスマホからPCやタブレットにテザリングする人限定の悩みになるけど、割と大きい問題。
主なテザリング機能の接続方法として、Wi-Fi経由・Bluetooth経由・USB経由の3つの方法がある。
この内、Wi-FiとBluetoothは無線接続だから接続自体は楽なんだけど、通信速度がかなり落ちるしスマホのバッテリーの消耗が激しい。
だから、俺がおすすめしたいのはUSB経由による有線接続。
USB経由のテザリング接続なら、通信速度は安定するしスマホのバッテリー消費も気にしなくていい(逆にPCからの給電でスマホの充電が出来る)
だけどここでネックになるのが、ケーブルの抜き差しのストレス。
スマホを持ち歩く際は勿論ケーブルを外さなくてはならないし、逆にPCでネットを使いたい時はスマホにケーブルを挿さないとインターネット接続が出来ない。
このちょっとした動作を1日に何回もやるのが割とストレス。スマホの充電口の劣化も気になるし。
解決策はケーブルの接続にマグネット端子を利用すること
このケーブルの抜き差しのストレスから解放されたい俺は、Amazonで色々商品を調べた。
すると、こんな商品が目に入った。
要は「iPhoneの充電口にあらかじめマグネット端子を挿しておき、ケーブルとの接続を磁力で簡易にする」という商品だ。
これがあれば、抜き差しする時の充電口の劣化や毎回"カチッ"と挿さなければいけないストレスから解放されると思い即購入した。
結果は大満足。
力を入れなくても勝手にケーブルと端子が磁力でくっつきやがる。楽すぎる。
どのぐらい簡単にくっつくか、下記の動画を見て欲しい。
これにより俺は、充電&テザリング接続に必要なケーブルの抜き差し作業から解放された。
だから、このデメリット3に関しては解決法もあるから同時に考慮してほしいって感じです。
通信費削減を取るか、快適なインターネットライフを取るか
判断基準はこれだけでいいと思う。
仕事やオンラインゲームでネット環境が必要な人は言うまでもなく光回線一択だし、そこまでネットを使わない人は選択の余地ありって感じ。
俺は恐る恐る楽天モバイル一本化計画を進めたけど、結果的に不満はないから実際にやってみないと結果は誰にも分からない。
光回線の解約は残っている工事費や解約料を請求される可能性があるから、気になる人は楽天モバイルだけ契約して様子を見るのもいいかも。
楽天モバイルだけでダメそうなら速攻解約すればいいし、大丈夫そうならその時に光回線を解約すればいい。
ちなみに、俺はこの記事で楽天モバイルからお金を貰ってるわけじゃないから、読者の皆さんが契約しようが解約しようが知ったこっちゃない。
けど、楽天モバイルの格安神プランの恩恵をこれでもかと受けているからには、少しでも普及に役立ちたいっていうのが本音です。